九州大学英語　過去問ひとつかみ　「英訳」に挑戦！

1.九州大学英語過去問ひとつかみ
　 英訳に挑戦

「地球上の圧倒的多数の人々は、英語とは
　関係のない暮らしをおくっているのです。」

2.九州大英語過去問
　 まず「S」を探せ

Sとは、subject＝主語、の略で、
何が主語かを探すのです。
そうすることで文章全体の構造が
わかってくるよ。

この場合は・・・
そう、「人々」が主語だよね。

では、V=述語はどれだろう。
人々が・・・どうしたのか。・
そう。述語は「暮らしをおくる」だね。

SとVがわかれば、そこに修飾語を
足していけばOK。

じゃあ「圧倒的多数の人々」は、
どういうか？
決まった言い方がいくつかあるから
覚えよう。

ひとつは、
an overwhelming majority of…
他には、
the vast majority of…

これは、もうかたまりで覚えてしまおう。

3.九州大英語過去問
　 動詞も目的語が同じような単語？

実はよく使うのが、live a life

ええ！？liveはlifeの動詞形だから、
「生活を生きる」みたいで、なんか
変な感じだよね。
でも、これはよく使うんだ。

参考までに、
dream a dream
「夢を夢見る」みたいで重複感があって変な
感じだけど、これもよく使うよ。

4.九州大英語過去問
　 「関係ある/ない」の表現

これも、覚えてしまおう。
「関係ない」は、have nothing to do with…
「関係ある」なら、have something to do with…
これは、実によく使う！塊で覚えよう！

5.九州大英語過去問
　 英訳　解答例は？

An overwhelming majority of people on the
earth live a life which has nothing to do with
English.

もしくは・・・
The vast majority of people on the earth lead
a life which has nothing to do with English.

「生活をおくる」はさっき学んだ
live a lifeの他には、lead a lifeというのもある。

6.九州大英語過去問　脱線タイム
　英語は主語が大事。
　受け身形を避けよう！

日頃、日本語のニュースを英語にする仕事を
しているんだけど、
いつも気がつく日本語と英語の大きな違いは
・・・

日本語
　＝「受け身」が多い　主語がない文も多い
英語
　＝能動態が多い。
　　主語を省略せずにはっきりと言う

・・・ということ。

例えば、日本語では
「〜する狙いがあるとみられます」とか
「〜だと、指摘されています」とか、
「〜と言われています」などの表現が
結構多い。受け身だし、主語がないよね。

でも、英語だったら、
「誰がそう見てるの？」「誰が指摘してるの」
「誰がそう言ってるの？」という主語を
はっきり書くことが多いのです。

なので、
It is said that….
＝〜と言われてます　ではなくて
Many people say that…
＝多くの人が〜と言ってます
みたいに、英語ではしたほうが良いんですね。

ちょっとした違いなんだけど、
こういうことを知っていると、自然な英語を
書けるようになりますよ！

きょうは、ここまで。
次回の「過去問ひとつかみ」も、お楽しみに！

実演は、YouTubeで公開中！