共通テスト英語　試行調査プレテスト解説　「ひとりツッコミ」「ノーリターン」「妄想ドラマ」

1.共通テスト英語
　試行調査プレテスト解説

　英文が苦手な人の共通点。
　”日本語の文に訳しながら”読むこと

英語と日本語は言葉の順番が全然違うので、
訳しながらだと、後ろに戻りながら読んでいることになります。
これだと、時間がかかるし、面白くない。
そして、外国語はそうやって勉強してたら絶対に身につかない！

2.共通テスト英語
　試行調査プレテスト解説

「ひとりツッコミ」「ノーリターン」

頭の中でひとりで、ブツブツとツッコミながら
後ろには戻らないで読んでいく、という方法です。

3.共通テスト英語
　試行調査プレテスト解説

　試行調査プレテスト平成30年度

The French government will prohibit students from
using mobile phones in schools from September, 2018.

さあ、読めましたか？
訳は、「フランス政府は２０１８年９月から学校で携帯電話を使うことを禁止する」だけど、
何度も後ろに戻って読まなかったですか？英語では禁止するという意味のprohibitが
最初に出てくるけど、日本語では一番最後に来るよね。
こうやって完璧な日本語に訳していると、無駄に時間が経ってしまうんです。

4.共通テスト英語
　試行調査プレテスト解説

　「ひとりつっこみ」
　「ノーリターン」で読む！

「フランス政府は、将来禁止する、（何をや？）生徒たちに、（何をや？）携帯電話を使うことを、（ほうほう）九月から、２０１８年の。（なるほどね）」

Students will be allowed to bring their phones to school, but not allowed to use them at any time in school without special permission.

「生徒たちは、許される。（何をや？）電話を学校に持ってくることを。

（え？禁止されるんと違うかったっけ？）

BUT! （おっ、やっぱりネガティブな話かあ）許されない。

（何を？）使うことを。いつでも、学校で。特別な許可がないと。

（ああ、なるほど、持ってきても許可なく使ったらだめなのかあ）」

「生徒たちは学校に電話を持ってくるのが許されるけど、特別な許可がないと学校では、いかなる時も使ってはいけない」という意味だよね。

5.共通テスト英語
　試行調査プレテスト解説

　「妄想ドラマ」メソッド！

さっき「ひとりツッコミ」「ノーリターン」で、後ろに戻らずに、
日本語の完全な文章にせずに読んでいって大体の意味がわかったでしょう。

でも、もっとはっきり意味を理解するために、自分がドラマのプロデューサーになって
頭の中で、読んでいる内容を映像にしちゃおう、と言うわけです。

「フランス政府は、将来禁止する。生徒たちに。携帯電話を使うことを。九月から。２０１８年の。」

さあ、頭の中のドラマのシーンはフランスだ。

マクロン大統領がなんか発表してる。

フランス人の学生はこれから携帯禁止するそうだ。秋からだって。窓の外には紅葉が見えるかな。

「生徒たちは許される。学校に電話を持ってくることを。でも、許されない。いつでも。学校では。特別な許可がなかったら」

学校にいるフランス人の生徒たち。

彼らは、学校に携帯を持ってきて、それは怒られないけど、電話しようとした人が先生に「そんな許可を出してないぞ」と怒られてる。

「ひとりツッコミ」「ノーリターン」そして「脳内ドラマ」
この３つのメソッドで、これからどんどん過去問を読んでいこう！

では、また次回。
See you next time! 下次見！　　

実演は、YouTubeで公開中！