職場で、人に気を遣いすぎて疲れるとき、まず何を整える?|ひと吐きから戻る

職場で、人に気を遣いすぎて疲れるとき、まず何を整える?|ひと吐きから戻る

職場。
複数人で過ごしたあとにどっと疲れる場面。
職場では、全員が快適かどうかを自分が管理しようとする。
こういうときは、頭の中で答えを増やすほど、同じところを回ることがあります。
考える前に、いまの身体と注意がどこへ固定されているかを一度確かめます。

目次

まず、頭の中ではなく身体へ戻る

たとえば、職場で、沈黙が生まれるたびに話題を出し、誰かが困っていないかを気にし続けると、自分だけが休めなくなります。
場は一人で背負うものではありません。
同じ悩みでも、場面が変われば使える一手も変わります。
場面固有の条件を先に残します。
感情や考えを消すためではありません。
今の反応を身体感覚として受け取りながら、そこだけに固定されない位置へ戻るためです。

社会心理学から見る。
人の判断や行動を、本人の性格だけでなく、相手との関係や集団・状況との相互作用からも捉える学問です。
今回も、相手を一つの性格で固定するより、二人の間や場で何が起きているかを見る方が、次の一手を増やせます。

2|ナリキル訓練〈意識〉。
無意識を利用するために、視座を育てる段階です。
今回はこの中の一つのノードだけを主役にします。

場ナリキル。
自分と相手だけでなく、場〈全体〉へナリキル。
全体として何が必要かまで視座を広げます。

ととのいルートで何を変えるのか

ととのいルート|身体・状態・環境から視座を育てる
ととのいルートは、身体・状態・環境から視座を育てる体系です。
土台は、お風呂・睡眠・食事・筋トレ・サウナ・散歩です。
全部を毎日行うのではなく、その日の状態に合わせて使います。
方法は、呼吸 → 音 → 空間です。
三つを別々の技法として対応させるのではなく、一続きの方法として、自分の位置への固定をゆるめます。
そのうえでナリキル。
深く入り、離見の見で高く見る中で、自分 → 相手 → 場〈全体〉へ視座を開きます。

呼吸から、音へ。音から、空間へ。
息を吐いたあと、一つの音へ注意を預けます。
その音だけに閉じず、周囲の空間まで注意を広げます。
考えを消すのではなく、考えだけに固定された位置をゆるめます。

相手にナリキル。
相手にナリキルとは、相手に同意することでも、自分の意見を消すことでもありません。
自分の解釈をいったん脇へ置き、その人には何が見えていて、どんな前提からその言葉や反応が出ているのかを仮置きする作業です。
相手の世界へ深く入ったあとには、そこへ固定されず、離見の見で一段高く見ます。
自分だけ、相手だけの二択をやめ、二つの世界を同時に置くことで、反応ではなく判断として次の一手を選びやすくなります。

現実へ戻すと、何が見えるか

ゼロから覚える必要はない。
今回の土台になるのは、周囲に配慮しながらも、全員の反応を自分の責任にしないという、すでにある力です。
うまく使えた場面を一つ思い出し、条件だけを今回へ移します。

整えることと、問題から逃げることは違う

でも、整えれば何でも解決するわけではありません。
何も考えない身体をつくることが目的ではありません。
必要なときに考え、必要なときに手放し、必要なときに動ける心と身体へ戻すための実践です。
理解することと、要求を全部受け入れることは別です。
相手の前提を読んだうえで、確認する、断る、待つ、距離を取るという判断も含まれます。
強い痛みや体調不良を我慢するための方法でもありません。
現実の条件はそのまま残します。

今日の前進を一つ残す

今日の一手。
職場で、その場に入る前に何を観測するか一つだけ決める。
その前に、一度だけひと吐きします。
呼吸 → 音 → 空間の順に注意を開いてから、その一手を試します。
そのあと、『場面が終わったあと、最初に決めた観測点がどう変化したか』を観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。

試す → 観測する → 自分の型へ。
小さく試し、「場面が終わったあと、最初に決めた観測点がどう変化したか」を見ます。
効いた部分だけ残し、次の場面でも再現するか確かめます。
自分メソッド化とは、視座を動かしたあと、現在の条件へ戻して一手を選ぶを自分の言葉と行動へ直すことです。

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