職場で、苦手な相手に構えてしまうとき、自分の見方だけで決めないために|相手への純粋な興味

職場で、苦手な相手に構えてしまうとき、自分の見方だけで決めないために|相手への純粋な興味

たとえば、職場で以前厳しい指摘を受けた相手へ相談するとき、質問する前から身構えることがあります。
その結果、説明が長くなり、相手の反応をさらに硬くしてしまうこともあります。
過去の記憶が現在の相手を全部説明しているわけではありません。
同じ悩みでも、場面が変われば使える一手も変わります。
場面固有の条件を先に残します。

ここで先に変えるのは相手ではありません。
自分が『こういうことだ』と決めた読みを、一度だけ仮説へ戻します。

目次

『きっとこうだ』をいったん仮説にする

見方を変えても、相手や起きた事実そのものは変わらないのでは?
でも、その通りです。
見方を変えても、相手の意思や過去の出来事は操作できません。
変えられるのは、自分が次に何を見るか、どう関わるかです。
理解することと、要求を全部受け入れることは別です。
相手の前提を読んだうえで、確認する、断る、待つ、距離を取るという判断も含まれます。

たとえば、自分には拒絶に見える反応でも、相手側には迷い、忙しさ、別の優先順位があるかもしれません。
もちろん、都合よく解釈するためではありません。
『自分の読み以外にも説明がある』と置くだけで、次に確かめる事実が増えます。
純粋な興味は、相手を攻略する技法ではなく、まだ知らないものを残す姿勢です。

相手への純粋な興味。
正しさを押しつける前に、相手は何を見ているのかへ純粋な興味を向けます。
攻略ではなく、まだ知らない世界を知るためです。

相手と場からもう一度読む

職場という条件が重なった場面。
話しかける前から緊張する相手との対話。
職場では、過去の一言や表情が、次の会話の結論として先に浮かぶ。
同じ場面を、相手・場〈全体〉から見ると何が増えるかを探します。

ここで、社会心理学を一つだけ使う。
人の判断や行動を、本人の性格だけでなく、相手との関係や集団・状況との相互作用からも捉える学問です。
今回も、相手を一つの性格で固定するより、二人の間や場で何が起きているかを見る方が、次の一手を増やせます。

相手の気持ちは、こちらから確定できません。
だから、推測を増やすより、確認できる事実と次の関わり方へ戻します。
視座を上げるとは、正解を当てることではなく、自分の位置だけで世界を閉じないことです。

次の関わり方を小さく変える

現実へ戻す一手。
職場で、その場に入る前に何を観測するか一つだけ決める。
そのあと、「場面が終わったあと、最初に決めた観測点がどう変化したか」を観測します。
結果だけでなく、次の判断材料が増えたかまで見ます。

ゼロから覚える必要はない。
今回の土台になるのは、本題の前に相手の状況や目的を確認し、言い方を合わせるという、すでにある力です。
うまく使えた場面を一つ思い出し、条件だけを今回へ移します。

最後は、自分で決める。
「場面が終わったあと、最初に決めた観測点がどう変化したか」まで見たら、採用するかを自分で決めます。
借りた方法を正解にせず、自分の現実で使える判断へ直します。
相手を決めつけず、次の現実で読み直せる余地を残す。

このテーマを別の角度から読む。
相手を前にすると、苦手な相手に構えてしまうとき、自分の見方だけで決め
初対面で会話が続かないとき、自分の見方だけで決めないために
人との距離感が分からないとき、自分の見方だけで決めないために

  

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