子どもが話を聞いてくれないとき、自分の見方だけで決めないために|視座向上|離見の見

子どもが話を聞いてくれないとき、自分の見方だけで決めないために|視座向上|離見の見

たとえば、片づけを頼んでも動かないとき、説明を増やしても変わらないことがあります。
聞こえていること、意味が分かること、今動けることは別です。

ここで先に変えるのは相手ではありません。
自分が『こういうことだ』と決めた読みを、一度だけ仮説へ戻します。

目次

『きっとこうだ』をいったん仮説にする

見方を変えても、相手や起きた事実そのものは変わらないのでは?
でも、その通りです。
見方を変えても、相手の意思や過去の出来事は操作できません。
変えられるのは、自分が次に何を見るか、どう関わるかです。
理解することと、要求を全部受け入れることは別です。
相手の前提を読んだうえで、確認する、断る、待つ、距離を取るという判断も含まれます。

たとえば、自分には拒絶に見える反応でも、相手側には迷い、忙しさ、別の優先順位があるかもしれません。
もちろん、都合よく解釈するためではありません。
『自分の読み以外にも説明がある』と置くだけで、次に確かめる事実が増えます。
純粋な興味は、相手を攻略する技法ではなく、まだ知らないものを残す姿勢です。

視座向上|離見の見。
自分だけでなく、相手、場〈全体〉まで視座を上げます。
離見の見は、没入したままでは見えない全体を見るための補助です。

相手と場からもう一度読む

伝えたことが行動につながらない場面。
聞いていないと思うほど説明を長くする。
同じ場面を、相手・場〈全体〉から見ると何が増えるかを探します。

ここで、発達心理学を一つだけ使う。
年齢や経験に伴って、認知、感情、対人理解がどう変化していくかを扱う学問です。
家族のすれ違いも『分かってくれない』だけで終わらせず、その人が今どんな経験や位置から世界を見ているかを読む補助になります。

相手の気持ちは、こちらから確定できません。
だから、推測を増やすより、確認できる事実と次の関わり方へ戻します。
視座を上げるとは、正解を当てることではなく、自分の位置だけで世界を閉じないことです。

次の関わり方を小さく変える

現実へ戻す一手。
一度に一つだけ頼み、『終わったら教えて』と区切る。
そのあと、「説明の長さを減らしたときの行動がどう変わったか」を観測します。
結果だけでなく、次の判断材料が増えたかまで見ます。

もう持っている力から始める。
新しい技法を足す前に、すでに使えている力を見ます。
相手の状態を見て、指示を一つに絞る。
この力を今回の場面へ持ち込める形に直します。

最後は、自分で決める。
「説明の長さを減らしたときの行動がどう変わったか」まで見たら、採用するかを自分で決めます。
借りた方法を正解にせず、自分の現実で使える判断へ直します。
相手を決めつけず、次の現実で読み直せる余地を残す。

このテーマを別の角度から読む。
子どもが話を聞いてくれないとき、見方を変えると何が見える?
夫婦の会話がすれ違うとき、自分の見方だけで決めないために
失敗を引きずるとき、自分の見方だけで決めないために

  

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公式note|現実を動かす技術

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