やることが多すぎて動けないとき、どうする?|事実と解釈を分ける

やることが多すぎて動けないとき、どうする?|事実と解釈を分ける
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複数の仕事を前に優先順位を考えながら机で作業する人の実写写真

仕事が多すぎて、動けないとき
最初の、一件。
「全部が急ぎ」をほどいて、今日守る仕事を選び直す。
Photo: Brands&People / Unsplash(記事のイメージ写真)

午前9時。メールに返信しようとした瞬間、資料の修正依頼が届く。午後の会議も準備できていない。画面には仕事が並んでいるのに、最初の一件を決められない。 そんなときは、仕事の数を数え直すより、判断の順番を読み直します。

目次

「全部いま必要」は事実だろうか

メール、資料修正、会議準備の三つがあることは事実です。しかし、三つとも直ちに着手しなければならないかは別の問題です。まず、確定した締切、遅れた場合の影響、他の人の作業を止めるかをそれぞれ確認します。緊急性が不明な依頼は、相手に期限と必要な仕上がりを尋ねます。

たとえば、今日の会議に必要な資料が未完成なら、翌週の会議に向けた細かな修正より先に進める理由があります。一方、顧客対応や安全確認のように、本当に即時対応が必要な仕事もあります。「全部が急ぎ」という気持ちと、実際に急ぐべき仕事を分けることが出発点です。

壁の付箋で多くの仕事の優先順位を整理する実写写真
目の前に並んだ仕事を、期限と影響という二つの条件から見直します。 Photo: Hugo Rocha / Unsplash(イメージ)

ナナイで、仕事を一つずつほどく

社会人先生の国語ルートは「読む → 解く → 書き換える」です。今回は、そのうち問題をほどく正式メソッド「ナナイ」を使います。何が起きているか、なぜそうなっているか、別の言葉にすると何と言えるか。仕事を「終わらない大きな塊」として扱わず、実際の判断単位へ分けていきます。

最初の問いは「今日、何が終われば全体が前に進むか」です。重要な仕事が自分だけでは決められない場合は、依頼主や上司と順番を共有します。自分一人で全部を抱え込むことを、正しい判断の前提にはしません。

読む

仕事の内容・期限・影響を記録

解く

「全部いま必要」という前提を確認

書き換える

最初の一件と残りの着手時刻を決める

仕事の最初の一件をノートに書き出す人の手元の実写写真
予定全体を完璧に整える前に、最初の一件を現実で試します。 Photo: Kelly Sikkema / Unsplash(イメージ)

最初の20分から、現実の反応を確かめる

最初に進める仕事を一つ選び、まず20分だけ着手します。残りの仕事には着手時刻を置き、遅れそうな依頼は関係者へ伝えます。途中で緊急の仕事が入ったなら、変更が必要な理由を確認し、予定を組み直します。

一日の終わりには、優先順位の判断が実際に役立ったかを振り返ります。先にしたことで誰かの作業が進んだか、逆に見落とした重大な仕事がなかったか。結果が期待と違ったときは、次回の基準を更新します。全部終えるために焦り続けるのではなく、次に何を確かめればよいかを分かる状態にするのです。

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この記事を書いた人

きしゃこく先生のアバター きしゃこく先生 報道記者出身の国語教師

報道記者×国語教師。仕事・人間関係・感情・習慣・学習・未来の悩みを「読む→解く→書き換える」で整理。「現実を動かす技術」はXへ。

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