机に向かう時間になった場面。
気分が乗らないことを、勉強できない理由にする。
その瞬間、いつもの判断が先に出ます。
でも、事実と自分の読みは同じものではありません。
勉強のやる気が出ないのは、なぜか
強く働いている前提を言葉にすると、『集中できる気分になってから始めた方がいい』です。
この前提がいつも間違っているわけではありません。
ただ、前提だと気づかず使うと、別の選択肢が見えにくくなります。
まず、確認できる事実と、自分が加えた解釈を分けます。
たとえば、やる気が出るまでスマホを見ているうちに時間が過ぎることがあります。
最初から長時間集中する必要はなく、開始のハードルを下げる方法があります。
感情や直感を否定するためではありません。
現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。
勉強のやる気が出ないとき、ボケ・ツッコミで何を読むか
国語ルート|ボケ・ツッコミ(読む)|問題発見法
国語ルートは、言葉から視座を育てる体系です。
正式な流れは、「読む → 解く → 書き換える」です。
今回は、その中の「ボケ・ツッコミ|読む|問題発見法」に絞ります。
ボケ・ツッコミは、国語ルートの「読む」を担う問題発見法です。
違和感、ズレ、思い込み、前提を拾い、「それ、本当?」「なぜ、そう思った?」と問い直します。
正解探しではなく、まだ見えていない違いを見つけるために使います。
「それ、本当?」
「なぜ、そう思った?」
答えを急がず、まだ読めていない意味がないかを見ます。
未来人にナリキル。
未来人にナリキルとは、未来を予言したり、願うだけで結果を変えたりすることではありません。
実現したい未来にいる自分なら、いま何を重要だと見て、何を選ぶのか。
その判断基準を一時的に借り、現在の事実へ戻して使う練習です。
未来側の判断基準を借りると、目の前の不安だけを材料にしなくて済みます。
ただし、未来の気分へ逃げるのではありません。
いまある条件・制約・相手・期限を見たうえで、未来人ならどの一手を普通に選ぶかまで具体化します。
現実へ戻すと、何が見えるか
すでに使っている力。
日本の仕事や日常では、すでに『課題を小さく区切り、始める条件を簡単にする』という調整を使う場面があります。
そこへ新しい特殊能力を足すのではありません。
すでに使っている力を見つけ、必要な場面で意識的に使い直します。
方法を使うことと、現実を無視することは違う
でも、見方を変えれば何でも解決するわけではありません。
期限、権限、安全、相手の明確な拒否、数字上の制約は、そのまま条件として残します。
未来人の視座は、現在を否定する道具ではありません。
都合の悪い情報を消さず、現実を材料にしたまま判断基準だけを動かします。
一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です。
今日の前進を一つ残す
今日の一手。
教科書を開いて一問だけ解くところから始める。
一度に全部を変えません。
まず一つだけ現実で試します。
そのあと、『一問後に続けられたか、始める前の重さが変わったか』を観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。
読む。解く。書き換える。
その結果を現実で確かめ、必要なら修正します。
借りた方法をそのまま正解にせず、自分の現実に合わせます。
何を残し、何を変えるかは、最後に自分で決めます。
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