LINEで、相手の機嫌が気になりすぎるとき、自分の見方だけで決めないために|相手への純粋な興味

LINEで、相手の機嫌が気になりすぎるとき、自分の見方だけで決めないために|相手への純粋な興味

たとえば、LINEで、相手が無口なだけで『何か悪いことをしたかも』と考え、必要以上に謝ったり話題を増やしたりすることがあります。
相手の状態には、自分以外の理由もあります。
相手の気持ちを当てにいかず、確認できる情報を一つ増やします。

ここで先に変えるのは相手ではありません。
自分が『こういうことだ』と決めた読みを、一度だけ仮説へ戻します。

目次

事実と、自分が足した意味を分ける

LINE。
相手の表情や返事がいつもより短い場面。
LINEでは、小さな変化を、自分への不満だと結びつける。
同じ場面を、相手・場〈全体〉から見ると何が増えるかを探します。

たとえば、自分には拒絶に見える反応でも、相手側には迷い、忙しさ、別の優先順位があるかもしれません。
もちろん、都合よく解釈するためではありません。
『自分の読み以外にも説明がある』と置くだけで、次に確かめる事実が増えます。
純粋な興味は、相手を攻略する技法ではなく、まだ知らないものを残す姿勢です。

認知心理学から見る。
私たちが情報をそのまま写し取るのではなく、注意・記憶・期待などを通して選び、意味づける過程を扱う学問です。
今回の場面では、事実と解釈を分けることで、自分がどこで意味を足したのかを見つけやすくなります。

相手への純粋な興味

相手への純粋な興味。
正しさを押しつける前に、相手は何を見ているのかへ純粋な興味を向けます。
攻略ではなく、まだ知らない世界を知るためです。

日本の日常にある、小さな強み。
相手の様子を読みつつ、原因を一つに決めつけない。
これは特別な才能というより、日常ですでに使っている調整です。
名前をつけて再利用できるようにします。

見方を変えても、相手や起きた事実そのものは変わらないのでは?
でも、その通りです。
見方を変えても、相手の意思や過去の出来事は操作できません。
変えられるのは、自分が次に何を見るか、どう関わるかです。
理解することと、要求を全部受け入れることは別です。
相手の前提を読んだうえで、確認する、断る、待つ、距離を取るという判断も含まれます。

次の関わり方を一つ選ぶ

相手の気持ちは、こちらから確定できません。
だから、推測を増やすより、確認できる事実と次の関わり方へ戻します。
視座を上げるとは、正解を当てることではなく、自分の位置だけで世界を閉じないことです。

現実へ戻す一手。
LINEで、相手の意図を決めつける前に、確認できる事実を一つ増やす。
そのあと、「相手についての推測と、実際に確認できたことを分けられたか」を観測します。
結果だけでなく、次の判断材料が増えたかまで見ます。

方法ではなく、判断原理を持ち帰る。
そのまま真似して終わらせません。
「相手についての推測と、実際に確認できたことを分けられたか」を見て、自分の現実に合う形へ変えます。
今回持ち帰る判断原理は、相手を決めつけず、次の現実で読み直せる余地を残すということです。

関連して読む。
疲れるが強いと、苦手な相手に構えてしまうとき、自分の見方だけで決めな
距離感で、好きな人の返信が遅いと不安になるとき、自分の見方だけで決め
子どもを前にすると、夫婦の会話がすれ違うとき、自分の見方だけで決めな

  

社会人先生の全体像を読む
この記事で扱った一つの見方を、「現実を動かす技術」全体の中で読みたい方はこちらへ。
公式note|現実を動かす技術

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

きしゃこく先生のアバター きしゃこく先生 報道記者出身の国語教師

報道記者として、東日本大震災の現地取材をはじめ、災害・危機管理や科学技術を取材してきました。現在は国語教師として、取材と教育で培った「読む・問い直す・書き換える」を軸に、大人が自分の現実を動かすための技術を研究・発信しています。

目次