夢はあるのに具体的に動けないとき、どうする?|事実と解釈を分ける

夢はあるのに具体的に動けないとき、どうする?|事実と解釈を分ける

やりたい未来を思い描いたあと。
大きなイメージはあるが、今日の行動につながらない。
その瞬間、いつもの判断が先に出ます。
でも、事実と自分の読みは同じものではありません。

目次

変えるのは事実ではなく、判断の順番

たとえば、『いつか○○したい』と思っていても、日々の予定に何も入らなければ現実は変わりません。
未来の臨場感を、現在の一手へ翻訳する必要があります。
感情や直感を否定するためではありません。
現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。

強く働いている前提を言葉にすると、『未来像が鮮明なら自然に行動できる』です。
この前提がいつも間違っているわけではありません。
ただ、前提だと気づかず使うと、別の選択肢が見えにくくなります。
まず、確認できる事実と、自分が加えた解釈を分けます。

ここで、物理学を一つだけ使う。
物理学は、人の願望が人生の出来事を直接つくることを証明する学問ではありません。
社会人先生では、未来実現の証明ではなく、いま見えている一つの説明だけに世界を固定しないための補助線として使います。
今回も、事実を飛び越えるためではなく、可能性を一つに閉じない角度としてだけ置きます。

ナナイで見方をほどく

国語ルート|ナナイ(解く)|問題解決法
国語ルートは、言葉から視座を育てる体系です。
正式な流れは、「読む → 解く → 書き換える」です。
今回は、その中の「ナナイ|解く|問題解決法」に絞ります。
ナナイは、国語ルートの「解く」を担う問題解決法です。
何が起きているか。
なぜそうなっているか。
別の言葉にすると何と言えるか。
三つを行き来し、問題を大きな塊のまま抱えず、扱える形へほどきます。
国語ルートとは、私たちが日本語を通して無意識に使っている、書かれていないもの・身体感覚・複数の意味・相手と場を読む力を意識的に鍛え、「読む → 解く → 書き換える」によって一つの意味世界への固定をほどき、自分の見方を読み、相手の視座へ入り、場〈全体〉まで捉えることで、言葉から視座を育てる

未来人にナリキル。
未来人にナリキルとは、未来を予言したり、願うだけで結果を変えたりすることではありません。
実現したい未来にいる自分なら、いま何を重要だと見て、何を選ぶのか。
その判断基準を一時的に借り、現在の事実へ戻して使う練習です。
未来側の判断基準を借りると、目の前の不安だけを材料にしなくて済みます。
ただし、未来の気分へ逃げるのではありません。
いまある条件・制約・相手・期限を見たうえで、未来人ならどの一手を普通に選ぶかまで具体化します。
視座|自分 → 相手 → 場〈全体〉  方法|呼吸 → 音 → 空間  ナリキルは、深く入り、離見の見で高く見る。
未来人は「自分」の視座を未来側へ変える実践例。

ここで混同しやすいこと

でも、見方を変えれば何でも解決するわけではありません。
期限、権限、安全、相手の明確な拒否、数字上の制約は、そのまま条件として残します。
未来人の視座は、現在を否定する道具ではありません。
都合の悪い情報を消さず、現実を材料にしたまま判断基準だけを動かします。
一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です。

小さく試して、あとで確かめる

今日の一手。
未来の自分が今月すでに始めていることを一つ予定に入れる。
一度に全部を変えません。
まず一つだけ現実で試します。
そのあと、『一か月後に、未来像について新しい現実情報が増えたか』を観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。

すでに使っている力。
日本の仕事や日常では、すでに『未来像を具体的な行動と観測へ下ろす』という調整を使う場面があります。
そこへ新しい特殊能力を足すのではありません。
すでに使っている力を見つけ、必要な場面で意識的に使い直します。

読む。解く。書き換える。
その結果を現実で確かめ、必要なら修正します。
借りた方法をそのまま正解にせず、自分の現実に合わせます。
何を残し、何を変えるかは、最後に自分で決めます。
社会人先生は、知識を教えるための理論ではありません。
現実から逃げるための理論でもありません。
自分への固定をゆるめ、相手へナリキルし、その中で場〈全体〉まで見ることで視座を育て、未来人という「自分」の未来側の判断基準も現在へ持ち込みます。

このテーマを別の角度から読む。
夢はあるのに具体的に動けないのはなぜ?
人の目が気になって動けないとき、どうする?
人の目が気になって動けない

  

社会人先生の全体像を読む
この記事で扱った一つの見方を、「現実を動かす技術」全体の中で読みたい方はこちらへ。
公式note|現実を動かす技術

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