「将来どうしたいの」と親が聞くと、子どもが急に黙る。進路の情報を調べて伝えても、返事が短くなることがあります。情報をたくさん持っていることと、相手が考えを話せることは別です。
親が持つ情報と、本人の希望を混ぜない
進学先の制度や学費など、親が先に調べられる情報は役立ちます。しかし「だから、この学校がよい」と答えまで示してしまえば、子ども本人が何を重視しているかが見えなくなる場合があります。まず制度上の条件と、本人が望む学びや生活を分けて聞きます。
本人がまだ考えを言葉にできないこともあります。黙っているという事実だけで「意欲がない」と決めつけず、「今すぐ答えなくてもいい」「何が分からないかから話してもいい」と選択肢を残します。

答えを渡す前に、考えるための材料を渡す
「何になりたい?」と将来全体を一度に聞くより、「どんな授業が楽しい?」「今の学校生活で続けたいことは?」など、答えやすい問いから始めます。学校見学や先生への相談など、本人が実際に経験できる機会をつくります。親の役割は選択肢の安全や条件を確かめることであり、必ずしも結論を代わりに出すことではありません。
親が調べた事実と本人の希望を分離
答えやすい小さな問いから始める
見学や調査など確かめる一手を選ぶ

親子で、次に何を確かめるかだけ決める
会話の最後に進路を決定する必要はありません。気になる学校を一校調べる、見学で聞く質問を考えるなど、次の一手を一つ決めます。本人の意思が十分に表現できない場合や判断に支援が必要な場合は、学校や専門家とも連携し、条件を整えます。
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