中学生と高校生が重なる場面。
机に向かう時間になった場面。
中学生と高校生が重なる場面では、気分が乗らないことを、勉強できない理由にする。
その瞬間、いつもの判断が先に出ます。
でも、事実と自分の読みは同じものではありません。
変えるのは事実ではなく、判断の順番
たとえば、中学生と高校生が重なる場面で、やる気が出るまでスマホを見ているうちに時間が過ぎることがあります。
最初から長時間集中する必要はなく、開始のハードルを下げる方法があります。
相手の気持ちを当てにいかず、確認できる情報を一つ増やします。
感情や直感を否定するためではありません。
現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。
あわせて読む: 高校生を前にすると、勉強のやる気が出ないとき、どうする?|事実と解釈を分ける
強く働いている前提を言葉にすると、『集中できる気分になってから始めた方がいい』です。
この前提がいつも間違っているわけではありません。
ただ、前提だと気づかず使うと、別の選択肢が見えにくくなります。
まず、確認できる事実と、自分が加えた解釈を分けます。
ここで、教育心理学を一つだけ使う。
学習を、理解、記憶、動機づけ、自己調整など複数の過程から捉える学問です。
勉強が進まないときも、能力の有無だけでなく、課題の難しさ、見通し、振り返り方を分けて見ることができます。
2|ナリキル訓練〈意識〉。
無意識を利用するために、視座を育てる段階です。
今回はこの中の一つのノードだけを主役にします。
場ナリキル。
自分と相手だけでなく、場〈全体〉へナリキル。
全体として何が必要かまで視座を広げます。
ナナイで見方をほどく
国語ルート|ナナイ(解く)|問題解決法
国語ルートは、言葉から視座を育てる体系です。
正式な流れは、「読む → 解く → 書き換える」です。
今回は、その中の「ナナイ|解く|問題解決法」に絞ります。
ナナイは、国語ルートの「解く」を担う問題解決法です。
何が起きているか。
なぜそうなっているか。
別の言葉にすると何と言えるか。
三つを行き来し、問題を大きな塊のまま抱えず、扱える形へほどきます。
国語ルートとは、私たちが日本語を通して無意識に使っている、書かれていないもの・身体感覚・複数の意味・相手と場を読む力を意識的に鍛え、「読む → 解く → 書き換える」によって一つの意味世界への固定をほどき、自分の見方を読み、相手の視座へ入り、場〈全体〉まで捉えることで、言葉から視座を育てる
未来人にナリキル。
未来人にナリキルとは、未来を予言したり、願うだけで結果を変えたりすることではありません。
実現したい未来にいる自分なら、いま何を重要だと見て、何を選ぶのか。
その判断基準を一時的に借り、現在の事実へ戻して使う練習です。
未来側の判断基準を借りると、目の前の不安だけを材料にしなくて済みます。
ただし、未来の気分へ逃げるのではありません。
いまある条件・制約・相手・期限を見たうえで、未来人ならどの一手を普通に選ぶかまで具体化します。
無意識を利用するために、視座を育てる。
その中核訓練が、ナリキル訓練。
ナリキリで深く入り、離見の見で高く見る。
そして、高く見て、具体へ下ろす。
もう一つの見方: 優先順位を決められないから抜けたい人へ|迷いを整理して次の一手を決めやすくするとき、未来を判断基準にするには?|願望 → ゴール → 未来人
ここで混同しやすいこと
でも、見方を変えれば何でも解決するわけではありません。
期限、権限、安全、相手の明確な拒否、数字上の制約は、そのまま条件として残します。
未来人の視座は、現在を否定する道具ではありません。
都合の悪い情報を消さず、現実を材料にしたまま判断基準だけを動かします。
一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です。
小さく試して、あとで確かめる
今日の一手。
中学生と高校生が重なる場面で、相手の意図を決めつける前に、確認できる事実を一つ増やす。
一度に全部を変えません。
まず一つだけ現実で試します。
そのあと、『相手についての推測と、実際に確認できたことを分けられたか』を観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。
すでにできていることを拾う。
課題を小さく区切り、始める条件を簡単にする。
できていない部分だけを見ると方法が増えます。
まず、もう使えている部分を見つけてから足りない一手だけを足します。
一回で正解にしない。
自分の現実で一度試し、「相手についての推測と、実際に確認できたことを分けられたか」を観測します。
合えば残し、合わなければ直します。
視座を動かしたあと、現在の条件へ戻して一手を選ぶ。
このテーマを別の角度から読む。
仕事の優先順位に迷ったとき、何から始める?
事実と解釈が混ざって迷うとき、どうする?
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