上司を前にすると、新しい環境で緊張するとき、考える前にできること|呼吸 → 音 → 空間

上司を前にすると、新しい環境で緊張するとき、考える前にできること|呼吸 → 音 → 空間

上司。
初めての職場や集まりに入る場面。
上司では、周囲の様子を読みすぎて、自分の動きが小さくなる。
こういうときは、頭の中で答えを増やすほど、同じところを回ることがあります。
考える前に、いまの身体と注意がどこへ固定されているかを一度確かめます。

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考え続ける前に、状態を一度変える

たとえば、上司で、新しいチームで『変なことを言わないように』と考えるほど、必要な質問まで控えてしまうことがあります。
最初から正解の振る舞いを当てるより、場のルールを一つずつ観測する方が現実的です。
相手の気持ちを当てにいかず、確認できる情報を一つ増やします。
感情や考えを消すためではありません。
今の反応を身体感覚として受け取りながら、そこだけに固定されない位置へ戻るためです。

ここで、組織行動論を一つだけ使う。
職場や組織での行動を、個人だけでなく、役割、規範、関係、チームの構造からも捉える研究領域です。
会議や仕事の問題を『誰が悪いか』だけで読まず、場の設計や役割の置かれ方まで見ると、別の一手が見えてきます。

2|ナリキル訓練〈意識〉。
無意識を利用するために、視座を育てる段階です。
今回はこの中の一つのノードだけを主役にします。

場ナリキル。
自分と相手だけでなく、場〈全体〉へナリキル。
全体として何が必要かまで視座を広げます。

呼吸 → 音 → 空間を一続きで使う

ととのいルート|身体・状態・環境から視座を育てる
ととのいルートは、身体・状態・環境から視座を育てる体系です。
土台は、お風呂・睡眠・食事・筋トレ・サウナ・散歩です。
全部を毎日行うのではなく、その日の状態に合わせて使います。
方法は、呼吸 → 音 → 空間です。
三つを別々の技法として対応させるのではなく、一続きの方法として、自分の位置への固定をゆるめます。
そのうえでナリキル。
深く入り、離見の見で高く見る中で、自分 → 相手 → 場〈全体〉へ視座を開きます。
未来人として判断し、行動しやすい心と身体を育てることです。
ととのいルートは、健康法そのものではなく、身体・状態・環境から視座を育て、呼吸 → 音 → 空間によって固定された自分の状態から離れ、相手にナリキリやすく、その中で場〈全体〉まで見やすくする体系です。

まず、ひと吐き。
複雑な呼吸法を増やしません。
まず一度、長く息を吐きます。
そこで答えを出そうとせず、今の身体の力みと注意の向きを確かめます。

場にナリキル。
場にナリキルとは、空気に合わせて自分を消すことではありません。
自分と相手だけでなく、その場の目的、関係、時間、役割、流れまで含めて全体を見ることです。
自分がどう評価されるかだけを主語にすると、選択肢は狭くなります。
場全体を主語にすると、話す、聞く、待つ、問い直す、順番を変えるなど、同じ状況でも別の行動が見えてきます。
無意識を利用するために、視座を育てる。
その中核訓練が、ナリキル訓練。
ナリキリで深く入り、離見の見で高く見る。
そして、高く見て、具体へ下ろす。

ここで混同しやすいこと

でも、整えれば何でも解決するわけではありません。
何も考えない身体をつくることが目的ではありません。
必要なときに考え、必要なときに手放し、必要なときに動ける心と身体へ戻すための実践です。
場を見ることは同調圧力へ従うことではありません。
場の目的を読んだ結果として、あえて違う意見を出す必要があることもあります。
強い痛みや体調不良を我慢するための方法でもありません。
現実の条件はそのまま残します。

小さく試して、あとで確かめる

今日の一手。
上司で、相手の意図を決めつける前に、確認できる事実を一つ増やす。
その前に、一度だけひと吐きします。
呼吸 → 音 → 空間の順に注意を開いてから、その一手を試します。
そのあと、『相手についての推測と、実際に確認できたことを分けられたか』を観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。

日本の日常にある、小さな強み。
場の様子を見ながら、分からないことを小さく確認する。
これは特別な才能というより、日常ですでに使っている調整です。
名前をつけて再利用できるようにします。

一回で正解にしない。
自分の現実で一度試し、「相手についての推測と、実際に確認できたことを分けられたか」を観測します。
合えば残し、合わなければ直します。
視座を動かしたあと、現在の条件へ戻して一手を選ぶ。

このテーマを別の角度から読む。
朝になると、新しいことに挑戦するのが怖いとき、未来へつながる次の一手
高校生を前にすると、勉強しているのに成績が伸びないとき、未来へつなが
高校生を前にすると、志望校を決められない

  

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この記事を書いた人

きしゃこく先生のアバター きしゃこく先生 報道記者出身の国語教師

報道記者として、東日本大震災の現地取材をはじめ、災害・危機管理や科学技術を取材してきました。現在は国語教師として、取材と教育で培った「読む・問い直す・書き換える」を軸に、大人が自分の現実を動かすための技術を研究・発信しています。

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