職場と会議が重なる場面。
説明を繰り返しても相手が納得しない場面。
職場と会議が重なる場面では、伝わらないほど、同じ説明を長くする。
その瞬間、いつもの判断が先に出ます。
でも、事実と自分の読みは同じものではありません。
変えるのは事実ではなく、判断の順番
たとえば、職場と会議が重なる場面で、作業手順を丁寧に説明したのに相手が動けないとき、さらに細かい説明を足したくなります。
でも相手が知りたいのが『なぜ今これをするのか』なら、手順を増やしても前提のズレは埋まりません。
同じ悩みでも、場面が変われば使える一手も変わります。
場面固有の条件を先に残します。
感情や直感を否定するためではありません。
現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。
強く働いている前提を言葉にすると、『情報量を増やせば理解される』です。
この前提がいつも間違っているわけではありません。
ただ、前提だと気づかず使うと、別の選択肢が見えにくくなります。
まず、確認できる事実と、自分が加えた解釈を分けます。
ここで、組織行動論を一つだけ使う。
職場や組織での行動を、個人だけでなく、役割、規範、関係、チームの構造からも捉える研究領域です。
会議や仕事の問題を『誰が悪いか』だけで読まず、場の設計や役割の置かれ方まで見ると、別の一手が見えてきます。
2|ナリキル訓練〈意識〉。
無意識を利用するために、視座を育てる段階です。
今回はこの中の一つのノードだけを主役にします。
場ナリキル。
自分と相手だけでなく、場〈全体〉へナリキル。
全体として何が必要かまで視座を広げます。
ナナイで見方をほどく
国語ルート|ナナイ(解く)|問題解決法
国語ルートは、言葉から視座を育てる体系です。
正式な流れは、「読む → 解く → 書き換える」です。
今回は、その中の「ナナイ|解く|問題解決法」に絞ります。
ナナイは、国語ルートの「解く」を担う問題解決法です。
何が起きているか。
なぜそうなっているか。
別の言葉にすると何と言えるか。
三つを行き来し、問題を大きな塊のまま抱えず、扱える形へほどきます。
国語ルートとは、私たちが日本語を通して無意識に使っている、書かれていないもの・身体感覚・複数の意味・相手と場を読む力を意識的に鍛え、「読む → 解く → 書き換える」によって一つの意味世界への固定をほどき、自分の見方を読み、相手の視座へ入り、場〈全体〉まで捉えることで、言葉から視座を育てる
場にナリキル。
場にナリキルとは、空気に合わせて自分を消すことではありません。
自分と相手だけでなく、その場の目的、関係、時間、役割、流れまで含めて全体を見ることです。
自分がどう評価されるかだけを主語にすると、選択肢は狭くなります。
場全体を主語にすると、話す、聞く、待つ、問い直す、順番を変えるなど、同じ状況でも別の行動が見えてきます。
無意識を利用するために、視座を育てる。
その中核訓練が、ナリキル訓練。
ナリキリで深く入り、離見の見で高く見る。
そして、高く見て、具体へ下ろす。
ここで混同しやすいこと
でも、見方を変えれば何でも解決するわけではありません。
期限、権限、安全、相手の明確な拒否、数字上の制約は、そのまま条件として残します。
場を見ることは同調圧力へ従うことではありません。
場の目的を読んだ結果として、あえて違う意見を出す必要があることもあります。
一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です。
小さく試して、あとで確かめる
今日の一手。
職場と会議が重なる場面で、その場に入る前に何を観測するか一つだけ決める。
一度に全部を変えません。
まず一つだけ現実で試します。
そのあと、『場面が終わったあと、最初に決めた観測点がどう変化したか』を観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。
すでにできていることを拾う。
相手の反応を見て、説明の順番や言葉を言い換える。
できていない部分だけを見ると方法が増えます。
まず、もう使えている部分を見つけてから足りない一手だけを足します。
一回で正解にしない。
自分の現実で一度試し、「場面が終わったあと、最初に決めた観測点がどう変化したか」を観測します。
合えば残し、合わなければ直します。
視座を動かしたあと、現在の条件へ戻して一手を選ぶ。
このテーマを別の角度から読む。
説明しても伝わらないに迷ったら
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