会議で違和感を覚えたのに、発言の順番が近づくほど黙ってしまう。「もっと確かな根拠が必要だ」「ほかの人は賛成している」と考えるうちに、そのまま議題が終わることがあります。そこで、自分の意見を立派に見せることではなく、会議の目的へ情報を一つ足すことから考えます。
発言の正確さと、会議に必要な情報を分ける
たとえば企画の納期について、資料の数字に違和感がある場面です。確信がないから発言できないと感じても、「ここにある見積もりの前提は、前回と変わっていませんか」と問いを置くことはできます。会議の目的が意思決定なら、確定していない情報を確かめる問いにも意味があります。
一方、会議の場で個人の不利益が生じる恐れや、特定の人が発言を遮る状況があるなら、発言できない理由を本人の勇気だけで説明してはいけません。事前に資料を共有する、議長に伝える、会議後に確認するなど、場の条件も選択肢に入れます。

「私はどう見られるか」から場の目的へ視点を上げる
社会人先生の「視座向上|離見の見」を使い、自分が評価される場面としてだけではなく、参加者が何を判断する場なのかを見ます。発言するときは結論を全部話す前に、「確認したいことが一つあります」と入口を短くします。そのあと、確かめたい数字や前提を一つだけ示します。
会議で何を決めるか確認
事実や前提を短く質問
発言を妨げた条件を見直す

一度の発言より、必要な問いを置けたかで振り返る
次の会議では、議題ごとに事前に確認したい問いを一つだけ用意します。発言できた場合も、議論がどう変わったかを確かめます。できなかった場合は、根拠不足、時間不足、発言しにくい環境のどれが大きかったかを分けます。次回は資料を共有するなど、条件から改善することも選べます。
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