たとえば、優しい日とそっけない日があると、そのたびに結論を変えたくなります。
気持ちは一回の反応ではなく、関係の中で観測する必要があります。
。
ここで先に変えるのは相手ではありません。
自分が『こういうことだ』と決めた読みを、一度だけ仮説へ戻します。
事実と、自分が足した意味を分ける
相手の言葉や態度に迷う場面。
一つの反応から本心を読み切ろうとする。
同じ場面を、相手・場〈全体〉から見ると何が増えるかを探します。
たとえば、自分には拒絶に見える反応でも、相手側には迷い、忙しさ、別の優先順位があるかもしれません。
もちろん、都合よく解釈するためではありません。
『自分の読み以外にも説明がある』と置くだけで、次に確かめる事実が増えます。
純粋な興味は、相手を攻略する技法ではなく、まだ知らないものを残す姿勢です。
社会心理学から見る。
人の判断や行動を、本人の性格だけでなく、相手との関係や集団・状況との相互作用からも捉える学問です。
今回も、相手を一つの性格で固定するより、二人の間や場で何が起きているかを見る方が、次の一手を増やせます。
相手への純粋な興味
相手への純粋な興味。
正しさを押しつける前に、相手は何を見ているのかへ純粋な興味を向けます。
攻略ではなく、まだ知らない世界を知るためです。
すでにできていることを拾う。
相手の言葉だけでなく、継続した行動を見る。
できていない部分だけを見ると方法が増えます。
まず、もう使えている部分を見つけてから足りない一手だけを足します。
見方を変えても、相手や起きた事実そのものは変わらないのでは?
でも、その通りです。
見方を変えても、相手の意思や過去の出来事は操作できません。
変えられるのは、自分が次に何を見るか、どう関わるかです。
理解することと、要求を全部受け入れることは別です。
相手の前提を読んだうえで、確認する、断る、待つ、距離を取るという判断も含まれます。
次の関わり方を一つ選ぶ
相手の気持ちは、こちらから確定できません。
だから、推測を増やすより、確認できる事実と次の関わり方へ戻します。
視座を上げるとは、正解を当てることではなく、自分の位置だけで世界を閉じないことです。
現実へ戻す一手。
一回の反応では結論を出さず、最近の行動を三つ並べる。
そのあと、「一つの出来事だけで判断していたときと見え方が変わったか」を観測します。
結果だけでなく、次の判断材料が増えたかまで見ます。
方法ではなく、判断原理を持ち帰る。
そのまま真似して終わらせません。
「一つの出来事だけで判断していたときと見え方が変わったか」を見て、自分の現実に合う形へ変えます。
今回持ち帰る判断原理は、相手を決めつけず、次の現実で読み直せる余地を残すということです。
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