会議の終盤。
新しい施策に、周りの人が次々とうなずいていきます。
話はこのまま決まりそうです。
ところが、自分だけが運用上の穴に気づく。
言えば流れを止める。
黙ればあとで困るかもしれない。
数秒、発言するか飲み込むかで止まります。
この違和感を、そのまま答えにせず、ボケ・ツッコミで読みます。
会議で発言できないのは、なぜか
このとき主語が『自分』だけになると、『嫌われるか』『空気を壊すか』が判断基準になります。
すると、内容の妥当性より自分の安全を優先してしまいます。
まず、確認できる事実と、自分が加えている解釈を分けます。
感情や直感を否定するためではありません。
現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。
会議で発言できないとき、ボケ・ツッコミで何を読むか
国語ルート|ボケ・ツッコミ(読む)|問題発見法
国語ルートは、言葉から視座を育てる体系です。
正式な流れは、「読む → 解く → 書き換える」です。
今回は、その中の「ボケ・ツッコミ|読む|問題発見法」に絞ります。
ボケ・ツッコミは、国語ルートの「読む」を担う問題発見法です。
目の前の現実にある違和感、ズレ、思い込み、前提を読み、「それ、本当?」
「なぜ、そう思った?」
と問いを立てます。
社会人先生における「読む」は、正解を探すことではありません。
「知っているつもり」を手放し、まだ見えていない違いを見つけ、問いを育てることです。
まず、目の前の現実にある違和感やズレを一つだけ拾います。
そして、「それ、本当?」
「なぜ、そう思った?」
と問いを立てます。
答えを急がず、まだ読めていない別の意味がないかを見ます。
現場で見えてきたこと
社会人先生を考える出発点には、現場で人や組織が変わる瞬間を長く見てきた経験があります。
答えを押すより、まず現実を読み直す。
そこから判断や行動が変わる場面を重ねてきました。
空気を読むことと黙ることは同じではない
でも、場によっては本当に時間がなく、細かい論点を全部出すほど会議が進まないこともあります。
だから何でも言えばよいわけではありません。
場の目的に必要な情報かを一度判定します。
違和感を見つけることは、何でも疑うことではありません。
確認できる事実を残しながら、自分が一つの意味世界へ固定されていないかを読みます。
それでも、現実の見え方・理解・判断を増やすために使える範囲はあります。
一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です. 確認できる事実、相手の反応、身体・状態・環境など、まだ変えてはいけない条件は残します。
会議で必要な一言を出すための行動
『この懸念を今言わないと、決定後に何が戻れなくなるか』を一つ考えます。
戻れるならメモして後で確認。
戻れないなら、『反対ではなく確認です』と前置きして一問だけ出します。
一度に全部を変えません。
まず一つだけ現実で試します。
そのあと、何が変わり、何が変わらなかったかを観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。
次に似た現実へ出会ったとき、同じ答えを選ぶ必要はありません。
「目の前の事実と、自分が加えている解釈を分け、「それ、本当?」
と一度問い直す」を使い、まず自分で現実を読み直します。
読む。
解く。
書き換える。
その結果を現実で確かめ、必要なら修正します。
現実を確かめたうえで、何を残し、何を変えるかは、最後に自分で決めます。
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