仕事で同じミスを繰り返す理由|再発防止は注意力より手順から考える|時間の使い方

仕事で同じミスを繰り返す理由|再発防止は注意力より手順から考える|時間の使い方
手元のチェックリストを確認し、作業のミスを点検する写真

同じミスが、また起きた
どこを直す?
自分を責める前に、作業の手順を読み直す。
Photo: Jakub Żerdzicki / Unsplash(記事のイメージ写真)

二度目の同じミスを見つけた瞬間、失敗は一つの作業ミスではなく『自分の弱さ』に見え始めます。先週も同じだった。その記憶が重なるほど、どこを直せばよいかは逆にぼやける。

ここで、国語ルートの「ナナイ(解く)」へ進みます。

目次

同じミスを繰り返すのは、なぜか

性格や能力で説明すると、原因が自分全体へ広がります。ところが実際の失敗は、ある時間、ある手順、ある確認の抜けとして起きています。大きな自己評価より、失敗直前の小さな構造を読むほうが修正できます。

まず、確認できる事実と、自分が加えている解釈を分けます。感情や直感を否定するためではありません。現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。

二人で書類を照合し、見落としの条件を確かめる写真
繰り返すミスを、個人の性格ではなく実際の手順から読み直します。 Photo: Gabrielle Henderson / Unsplash(イメージ)

同じミスを繰り返すとき、ナナイで何を解くか

国語ルート|ナナイ(解く)|問題解決法

国語ルートは、言葉から視座を育てる体系です。正式な流れは、「読む → 解く → 書き換える」です。今回は、その中の「ナナイ|解く|問題解決法」に絞ります。

ナナイは、国語ルートの「解く」を担う問題解決法です。事実と解釈を分け、「何が起きたか」「なぜそう読んだか」「別の説明は成立するか」を解きます。一つの意味世界へ固定されると、事実と解釈が混ざります。

ナナイで意味と構造を解くと、変えられない事実を残したまま、判断の幅を取り戻しやすくなります。

次に、何が起きたのかを事実として置きます。なぜ自分はそう受け取ったのかを解きます。そのうえで、別の説明が成立するかを確かめます。

社会人先生メソッド|日本語を使ってきた私たちには、すでに読む力がある

日本語を使う日常では、言われていない主語や目的語を文脈から補い、複数の意味からその場に合う意味を選び、相手との関係によって表現を調整しています。

社会人先生は、そこへ新しい特殊能力を足すのではありません。

人を読む力、場を読む力、伝え方を変える力など、すでに使っている力を見つけ、意識的に使い直し、自分メソッドとして育てます。

注意力だけを原因にしないための確認

でも、本当に集中力や知識の不足が原因のこともあります。だから『仕組みのせい』と決めるのも違います。個人要因と手順要因の両方を候補に残します。

ナナイは、都合よくポジティブに言い換える方法ではありません。事実へ戻り、複数の説明を比べ、現実と照合できる範囲だけを残します。それでも、現実の見え方・理解・判断を増やすために使える範囲はあります。

一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です. 確認できる事実、相手の反応、身体・状態・環境など、まだ変えてはいけない条件は残します。

タブレット上のチェック項目を確認して作業手順を整える写真
確認の順序と仕組みを変えて、同じミスを防ぐ方法を探ります。 Photo: Jakub Żerdzicki / Unsplash(イメージ)

再発防止につながる一つの手順

ミスの直前3分だけを再現します。どの画面を見ていたか、何をコピーしたか、確認を飛ばした理由は何か。そのうち一つだけ次回の手順へ固定し、次の提出で再発したかを観測します。

一度に全部を変えません。まず一つだけ現実で試します。そのあと、何が変わり、何が変わらなかったかを観測します。

合えば残し、合わなければ修正します。

次に似た現実へ出会ったとき、同じ答えを選ぶ必要はありません。「何が起きたか、なぜそう受け取ったか、どう言い換えられるかを順に整理する」を使い、まず自分で現実を読み直します。読む。

解く。書き換える。その結果を現実で確かめ、必要なら修正します。

現実を確かめたうえで、何を残し、何を変えるかは、最後に自分で決めます。

次に読む

「現実を動かす技術」の全体像
テーマ別ガイドを見る →

「現実を動かす技術」の全体像を読む

X固定記事|「現実を動かす技術」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

きしゃこく先生のアバター きしゃこく先生 報道記者出身の国語教師

報道記者×国語教師。仕事・人間関係・感情・習慣・学習・未来の悩みを「読む→解く→書き換える」で整理。「現実を動かす技術」はXへ。

目次