資料は十分ある。
机に座る時間も取った。
それでも、最初の一文を書こうとすると別の参考資料を探し始める。
『もう少し準備してから』が何度も延長され、本文だけが始まらない。
何が起きたのか、なぜそう読んだのかを、ナナイで解きます。
あわせて読む: 完璧にしてから始めたい人へ|白紙を動かす3分の考え方|主語を変える
完璧主義で行動できないのは、なぜか
準備は必要です。
ただ、完成前提で最初の行動を評価すると、最初の行動は必ず不足して見えます。
0から1へ進む仕事を、80から100へ仕上げる基準で見ているからです。
まず、確認できる事実と、自分が加えている解釈を分けます。
感情や直感を否定するためではありません。
現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。
完璧主義で行動できないとき、ナナイで何を解くか
国語ルート|ナナイ(解く)|問題解決法
国語ルートは、言葉から視座を育てる体系です。
正式な流れは、「読む → 解く → 書き換える」です。
今回は、その中の「ナナイ|解く|問題解決法」に絞ります。
ナナイは、国語ルートの「解く」を担う問題解決法です。
事実と解釈を分け、「何が起きたか」「なぜそう読んだか」「別の説明は成立するか」を解きます。
一つの意味世界へ固定されると、事実と解釈が混ざります。
ナナイで意味と構造を解くと、変えられない事実を残したまま、判断の幅を取り戻しやすくなります。
次に、何が起きたのかを事実として置きます。
なぜ自分はそう受け取ったのかを解きます。
そのうえで、別の説明が成立するかを確かめます。
質を落とさないために残す条件
でも、質を落として早く出せばよい、という話ではありません。
戻せない判断や安全に関わる仕事は、準備を厚くする必要があります。
ここで小さくするのは成果物ではなく、最初の検証単位です。
ナナイは、都合よくポジティブに言い換える方法ではありません。
もう一つの見方: 準備ばかりで行動できない理由|完璧主義から抜ける最初の行動|次の5分
事実へ戻り、複数の説明を比べ、現実と照合できる範囲だけを残します。
それでも、現実の見え方・理解・判断を増やすために使える範囲はあります。
一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です. 確認できる事実、相手の反応、身体・状態・環境など、まだ変えてはいけない条件は残します。
今日すぐ着手するための行動
完成稿ではなく、『見出しを三つ置く』『一番重要な図だけ作る』『一人に一問だけ聞く』のどれかを選びます。
終えたら、完成度ではなく次に必要な情報が増えたかを見ます。
一度に全部を変えません。
まず一つだけ現実で試します。
そのあと、何が変わり、何が変わらなかったかを観測します。
合えば残し、合わなければ修正します。
次に似た現実へ出会ったとき、同じ答えを選ぶ必要はありません。
「何が起きたか、なぜそう受け取ったか、どう言い換えられるかを順に整理する」を使い、まず自分で現実を読み直します。
読む。
解く。
書き換える。
その結果を現実で確かめ、必要なら修正します。
現実を確かめたうえで、何を残し、何を変えるかは、最後に自分で決めます。
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