仕事で同じミスを繰り返す理由|再発防止は注意力より手順から考える|反対意見

仕事で同じミスを繰り返す理由|再発防止は注意力より手順から考える

チェック欄で手が止まる。

先週直したはずの転記ミスが、また残っている。

『気をつけたのに』という悔しさのあとに、『自分はこういう人間だ』という大きな説明が出てくる。

ここで、未来人・相手・場へナリキル実践へ移ります。

目次

同じミスを繰り返すのは、なぜか

性格や能力で説明すると、原因が自分全体へ広がります。

ところが実際の失敗は、ある時間、ある手順、ある確認の抜けとして起きています。

大きな自己評価より、失敗直前の小さな構造を読むほうが修正できます。

まず、確認できる事実と、自分が加えている解釈を分けます。

感情や直感を否定するためではありません。

現実のどこまでが事実で、どこからが自分の読みなのかを確かめるためです。

同じミスを繰り返すとき、未来人・相手・場へどうナリキルか

ととのいルート|実践|未来人・相手・場へナリキル

ととのいルートは、身体・状態・環境から視座を育てる体系です。

正式な構造は、「土台 → 切替 → 実践」です。

今回は、その中の「実践|未来人・相手・場へナリキル」に絞ります。

ととのいルートの実践は、整え、切り替えた状態から、未来人・相手・場の視座・身体性・意味世界へ臨場感を移すことです。

未来人へナリキル。

相手へナリキル。

場へナリキル。

対象へ深く入りながら、離見の見で一段高く見ることで、自分だけの見方に固定されず、より多くの関係を一つの全体として読みます。

土台を整え、「呼吸 → 音 → 空間」で切り替えます。

そのうえで、未来人・相手・場へナリキル。

深く入りながら、離見の見で高く見て、現在の判断・行動へ戻します。

現場で見えてきたこと

私は、現場で同じ出来事を見ても、人によって読み方が大きく違うことを何度も見てきました。

違いは知識量だけではなく、何を事実として見て、何を前提として置き、どこまで相手や場を含めて読むかにも現れます。

注意力だけを原因にしないための確認

でも、本当に集中力や知識の不足が原因のこともあります。

だから『仕組みのせい』と決めるのも違います。

個人要因と手順要因の両方を候補に残します。

ナリキルは、完成した未来人を演じることでも、相手の気持ちを決めつけることでもありません。

現在地を正確に読み、現実の判断・行動へ戻します。

それでも、現実の見え方・理解・判断を増やすために使える範囲はあります。

一つの方法だけで現実のすべてを説明しないことが大切です. 確認できる事実、相手の反応、身体・状態・環境など、まだ変えてはいけない条件は残します。

再発防止につながる一つの手順

ミスの直前3分だけを再現します。

どの画面を見ていたか、何をコピーしたか、確認を飛ばした理由は何か。

そのうち一つだけ次回の手順へ固定し、次の提出で再発したかを観測します。

一度に全部を変えません。

まず一つだけ現実で試します。

そのあと、何が変わり、何が変わらなかったかを観測します。

合えば残し、合わなければ修正します。

次に似た現実へ出会ったとき、頭の中だけで答えを出し切る必要はありません。

「未来人・相手・場のうち一つへ深く入り、離見の見で高く見て、現在の判断・行動へ戻す」を使い、身体・状態・環境から視座を育てます。

土台。

切替。

実践。

そのうえで未来人・相手・場へナリキルし、現実の判断・行動へ戻します。

現実を確かめたうえで、何を残し、何を変えるかは、最後に自分で決めます。


社会人先生の全体像を読む

この記事で扱った一つの見方を、社会人先生の「現実を動かす技術」全体の中で読みたい方は、こちらへ。

https://note.com/kisha_koku/n/n3190b6bb805d

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

きしゃこく先生のアバター きしゃこく先生 報道記者出身の国語教師

報道記者として、東日本大震災の現地取材をはじめ、災害・危機管理や科学技術を取材してきました。現在は国語教師として、取材と教育で培った「読む・問い直す・書き換える」を軸に、大人が自分の現実を動かすための技術を研究・発信しています。

目次